目次
1 拡大するトランクルーム市場と成長要因
2 トランクルーム投資について
要約
編集後記
1 拡大するトランクルーム市場と成長要因

(1)近年、都市部を中心にトランクルームの利用者が増加しています。自宅やオフィスの収納スペース不足の解消だけでなく荷物の一時保管場所としても需要は高まっており、トランクルーム市場は成長を続けています。
国内トランクルームの市場規模は10年間で約2倍の規模に成長しており、2018年には既に売上高で700億円以上、物件数は1万3千物件以上、室数では56万室を超えています。これは、全国のファミリーレストランの店舗数を超える規模です。
2027年には1,000億円規模に達するとの見方もあり、市場拡大が見込まれる有望市場となっています。
最近では街中でトランクルームの看板やコンテナを見かけることも増えましたよね。トランクルームには屋内型や屋外型などさまざまなタイプのものがあり、多くの人にとって身近なサービスになりつつあります。
■市場成長のグラフ

出典元:株式会社矢野経済研究所ホームページ 「収納サービス(レンタル収納・コンテナ収納)市場に関する調査を実施(2023年)」ページより引用
(2)トランクルーム市場は2027年には1,000億を超える市場に成長する可能性が見込まれており、国内外から注目されています。約10年間で2倍の規模に成長しているトランクルーム市場ですが、その要因について下記のようなことが挙げられます。
・狭小住宅の増加
最近の戸建て住宅は、狭い土地に建てられた「狭小住宅」が増えてきています。一般的には敷地面積が50平方メートル(約15坪)以下のものを指します。狭小住宅は、地価の高い都心部でも手が届く金額で販売されているケースもあるので、土地の広さよりも利便性の高い生活をしたい人へのニーズが高まっています。
しかし、家がコンパクトになるということは収納スペースもよりコンパクトになるということ。うまく工夫しなければ、家の中はすぐに物で溢れてしまいます。そんな時、役に立つのがトランクルームなのです。

・災害対策の意識の高まり
近年、地震や台風などいつ発生するか分からない災害への備えの重要性が高まっています。自宅に防災グッズを置くと収納スペースが足りなかったり、万が一自宅が被災した場合のリスクを考えると、トランクルームを利用してリスク分散させておくことはとても有効な手段です。防災グッズや数日分の食料だけでなく、重たいアルバムなど自宅から持って逃げられない物の保管に利用する人も増加しているようです。
・「おうち時間」で増えた荷物の収納に
コロナ禍で自宅での楽しみ方が増えたり、新しい趣味を始める人が増えました。それに伴い、自宅の荷物も多くなっているようです。また、テレワークが普及し、テレワークのスペース作りをきっかけに整理整頓をされた方も多いのではないでしょうか。家で過ごす時間が増えたことで、身の回りをすっきりと綺麗にしておきたいと感じた人は多く、トランクルームの需要が高まったようです。
また、コロナ禍で家の周りを散歩するようになった人がたまたまトランクルームの看板を見かけて、こんな近くにあったなんて!と借りることになったケースもあるようです。
2 トランクルーム投資について

不動産投資の中でも、近年注目を集めているのがトランクルーム投資です。トランクルーム投資は、マンションやアパート経営に比べて、安定収入を得やすいという特徴があります。これは、収納スペースに対する需要が高く、空室リスクが低いことに起因しています。また、少額投資から始められることも魅力の1つです。さらに、不動産投資に比べて管理の手間が少なく、投資者自身の手間が少ない点もメリットと言えます。
■トランクルーム投資が注目を集めている理由
・需要の安定性
トランクルームは、収納スペース不足の解消や引っ越し、リフォームの際の一時保管、季節物の収納などで需要があります。これらは景気にあまり左右されないため、安定した収益が見込める場合が多いです。
・低コストの運営
トランクルームは賃貸物件と比べて運営コストが低いのが特徴です。施設を管理するためのスタッフが少人数で済み、設備の維持費なども比較的安価です。
・設備の管理と運営のシンプルさ
トランクルームの運営は比較的シンプルで、通常の賃貸物件と比べて管理やメンテナンスの手間が少ないため、専門知識があまりなくても運営しやすいのがメリットです。
■トランクルーム投資のリスクとは?

・立地リスク
都市部や交通の便が良い場所であれば需要は安定しますが、需要が低いエリアでは空室が増え、収益が見込めなくなる可能性があります。市場調査をしっかり行い、立地選びには慎重を期す必要があります。
・競争の激化
トランクルーム市場には競合が多く、新たな施設のオープンや価格競争などが収益性に影響を与えることがあります。競合が多すぎると、価格引き下げを迫られることがあり、投資収益率が低下する可能性があります。
要約
近年、トランクルーム市場は急成長を続けています。特に自宅やオフィスの収納スペース不足、荷物の一時保管場所としての需要が高まり、国内市場は過去10年で約2倍に拡大しています。2018年には売上高700億円以上、物件数は1万3千物件を超え、2027年には1,000億円規模に達すると予測されています。
この成長の要因として、狭小住宅の増加や、「おうち時間」による荷物増加などが挙げられます。また、災害対策としての需要も高まっています。いつ発生するか分からない災害に備え、自宅だけでなくトランクルームにも食料や防災用品を置いておけばリスク分散にも繋がります。
トランクルーム投資は安定した収益を得やすい投資方法として注目されています。収納スペースに対する需要は安定しており、あまり景気の影響を受けにくいため、空室リスクが低く安定した収益が見込まれます。運営コストも低く管理の手間が少ない点が魅力で、少額からの投資が可能です。
しかし、立地選びや競争激化などのリスクもあるため、市場調査と慎重な戦略が求められます。全体として、トランクルーム市場は今後も成長が見込まれ、有望な投資対象とされています。
編集後記
この記事では、トランクルーム市場と、その背景にあるさまざまな要因についてご紹介しました。
収納スペース不足や災害対策としての利用増加が、トランクルーム需要を高めています。最近の生活スタイルの変化、例えば「おうち時間」による荷物の増加や、狭小住宅の普及も大きな要因となっており、皆さんも身近に感じるものもあるのではないでしょうか。
コロナ禍では、テレワークが普及したことで仕事道具の一時保管や、自宅のテレワークをするスペースを確保するためにトランクルームの利用を決めた人も多いようです。
トランクルーム投資についても触れましたが、少額から始められるうえに運営コストが低く、管理がシンプルである点が大きな魅力です。しかし、競争が激化する市場では、立地選びやリスク管理がカギを握ることも忘れてはいけません。
これからますます発展するトランクルーム市場に注目し、今後の動向をどう捉えるかが大切です。この記事を読んで、トランクルーム市場やトランクルーム投資について興味を持っていただけたら嬉しいです。
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更新日:2025/02/21
2019年 06月24日