目次
１ トランクルームとは？
２ トランクルームの種類ってどんなものがある？
└２-１ 屋外型トランクルーム
└２-２ 屋内型トランクルーム
３ トランクルーム選びで迷ったら「マーク」を参考にしよう
└３-１ RS推奨マーク
└３-２ 優良トランクルーム認定マーク
要約
編集後記
１ トランクルームとは？
「トランクルーム」とは、荷物を保管できる専用の貸しスペースのこと。家の中に収まりきらない大きな荷物や引越しの際の一時的な保管場所として、またシーズンオフの衣類、不要なオフィス用品など、外部に保管したい時にオススメなのがトランクルームです。
しかし、「トランクルーム」という言葉を聞いても、具体的にどんな場所なのかピンとこない方も多いかもしれません。実際、トランクルームは「ただの倉庫」とは少し異なります。大きく分けて屋外タイプと屋内タイプの２種類があり、湿気や温度の管理が行き届いているものや24時間利用可能なものなど設備面もさまざまです。それぞれの特徴を把握した上で用途に合わせたトランクルームを選ぶことが大切です。
■トランクルーム利用の用途・収納物の一例
・家具
・家電
・季節もの
・衣類・靴・バッグ
・アウトドア用品
・書籍
・引っ越し時の一時保管
・趣味のグッズ
・趣味部屋として
・自動車パーツ
・バイク
・楽器
・仕事用具
etc.
■設備の一例
・防犯カメラ
・セキュリティカードでの出入り
・南京錠での施錠
・警備システム
・24時間利用可能
・冷暖房
・換気設備
・荷台貸し出しあり
・バイク用スロープの貸し出し
・駐車場
・車の横付け可能な駐車スペース
etc.
２ トランクルームの種類ってどんなものがある？
一言で「トランクルーム」と言っても実は様々な種類があり、倉庫業者の営む「保管用倉庫」と、非倉庫業者の営む「レンタル収納スペース」の２つに分類できます。「保管用倉庫」は国土交通相に倉庫業の認可を受けて「荷物を預かる」のに対し、「レンタル収納スペース」は「荷物を預ける場所を貸す」という、「サービスの目的」が異なるのが大きな違いです。
ここでは、不動産会社などの賃貸会社が運営する「レンタル収納スペース」について詳しく解説していきます。
２-１ 屋外型トランクルーム
屋外の敷地にコンテナがあり、そこに荷物を収納するタイプのトランクルームです。都心部から地方まで幅広いエリアに設置されています。国道沿いや高架下などで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。コンテナ付近には駐車場があることが多く、大きな荷物の出し入れに便利です。24時間利用可能なところもあり、料金は建物内の屋内型トランクルームより比較的リーズナブルな傾向にあります。ただし屋外型トランクルームは空調設備がないことが多いので、収納する荷物によっては注意が必要です。
２-２ 屋内型トランクルーム
ビルの一角や専用の施設に設置されているタイプのトランクルームです。なかにはビル1棟がまるごとトランクルームになっているものもあります。屋内型トランクルームの最大の魅力はやはりセキュリティ面での安全性です。監視カメラやオートロックが備わっていたり、利用者のみが出入りできる施設も多く女性でも安心して利用することができます。屋外型と比較するとサイズはやや小さく、大きな家具などの荷物を収納する場合はサイズをよく確認しましょう。
■種類別 サービス内容比較一覧表
３ トランクルーム選びで迷ったら「マーク」を参考にしよう
トランクルームを選ぶ際に重要なのは、用途に合っているかどうか、また安全性と信頼性です。先述の通りトランクルームには倉庫業者の営む「保管用倉庫」と、非倉庫業者の営む「レンタル収納スペース」があります。それぞれ業界で厳しい基準をクリアした証のマークがあり、信頼性の高い施設を選ぶ手助けとなります。トランクルーム選びで迷ったら以下のマークがあるか確認し、参考にしてみてください。
３-１ RS推奨マーク
レンタル収納スペース推進協議会が、安心・安全なサービスを提供できる施設であることを推奨したマークです。このマークは協議会の厳しい審査を通過した事業者のみに与えられるため、一定上の安全性や施設クオリティーを兼ね揃えたトランクルーム施設であるといえるでしょう。
出典元：レンタル収納スペース推進協議会ホームページ 「RS推奨マークとは」ページより引用
３-２ 優良トランクルーム認定マーク
一定条件をクリアし認定された倉庫業者に対し、国土交通省が与えているマークです。なかには類似マークもあるため注意しましょう。正しいマークには「国土交通相」の文字と「認定番号」が記載されています。
出典元：日本倉庫協会ホームページ「トランクルームの利用案内について」ページより引用
要約
トランクルームは、荷物を保管するための貸しスペースで家に収まりきらない大きな物や引越し時の一時的な保管、シーズンオフの衣類や不要なオフィス用品の収納に便利です。トランクルームには、大きく分けて屋外型と屋内型があり、施設によって設備もさまざまです。事前チェックをしっかりしたうえで用途に合わせたトランクルーム選びが大切です。
屋外型トランクルームはコンテナタイプで、都心部から地方まで多く見られます。大きな荷物の出し入れが便利で、24時間利用できることも。料金は比較的リーズナブルですが、空調設備がないため荷物によっては注意が必要です。
屋内型トランクルームは、建物内に設置されたタイプでセキュリティが充実しています。監視カメラやオートロックがある場合が多く安全性が高いのが特徴です。サイズは屋外型よりやや小さめなので大きな荷物を収納したい場合は注意が必要です。
トランクルーム選びに迷ったら、目安としてマークがあるか確認しましょう。「RS推奨マーク」はレンタル収納スペース推進協議会が推奨した施設に付与され、安全性やクオリティーが保証された証です。「優良トランクルーム認定マーク」は国土交通省が一定基準を満たした施設に与えるもので、信頼性の高い証となります。
編集後記
今回は、トランクルームの基礎について詳しくご紹介しました。引越しや大掃除、シーズンオフの荷物など、トランクルームを使うシーンは本当にさまざまかと思います。個人的には、セキュリティがしっかりしている屋内型トランクルームは安心感があって魅力的ですが、屋外型トランクルームの便利さや手軽さにも魅力を感じました。自分のライフスタイルに合ったトランクルームを選べるとより便利ですね。また、トランクルーム選びの際には「RS推奨マーク」や「優良トランクルーム認定マーク」を参考にすることで、より安心して利用できる施設を見つけることができます。信頼できる施設を選ぶために、こうしたマークをチェックすることも大切だと再認識しました。現代は物が溢れ、収納スペースが不足しがち。そんな時、トランクルームを上手に活用することは快適な生活を送る手助けになります。この記事を読んで、トランクルームの利用を検討するきっかけになれば嬉しいです。最後に、トランクルームは一時的な保管場所として非常に便利ですが、長期間にわたり使用する場合は定期的な荷物の確認や整理も忘れずに行いましょう。どんなスペースでも、無駄に物を増やすのではなく必要なものだけを大切に保管することが重要です。
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更新日：2024/11/27
2019年 06月23日
