目次
1 トランクルームで保管できないもの
2 トランクルームに住んだり、泊まることってできる?
3 トランクルーム利用時に気を付けたい注意点
要約
編集後記
1 トランクルームで保管できないもの
トランクルームは、家やオフィスに置けない物を収納するのに大変便利なサービスですが、どんなものでも預けられるわけではありません。預けられないものを知らずに持ち込んでしまうと、トラブルや思わぬ事故に繋がる可能性もあります。トランクルームの契約書には、保管禁止の品物についての記載があるので、必ず確認しましょう。
トランクルームで保管できないものをいくつかご紹介します。
・危険物
火薬、花火、ガスボンベなどの爆発物は保管できません。爆発や火災を引き起こしたり、周囲に甚大な被害を及ぼす可能性があります。またガソリンや灯油も引火しやすく、火災の原因となります。
ストーブの保管は可能ですが、必ず灯油を抜くようにしましょう。
・貴重品
セキュリティ対策が万全なトランクルームも多いですが、現金、宝石、貴金属などは万が一被害にあってしまった場合、トランクルームの保険適用外となっていることがほとんどです。自宅や銀行の貸金庫など、貴重品の保管に特化した施設に預けましょう。有価証券や通帳、印鑑なども貴重品に該当します。
・腐敗、悪臭のするもの
食品や生花などの腐敗するものは悪臭が発生し、トラブルの原因となるので保管できません。トランクルームを傷める原因にもなります。また、個室内の上部は空調管理のため金網となっていることが多く、悪臭が発生すると他の利用者の荷物にまで臭いが移ってしまう恐れがあります。
・生き物
トランクルームは荷物を預ける施設です。動物やペットを預けることはできません。引っ越しの際など、一時的に預けたい場合はペットホテルなどを利用しましょう。いくら空調設備が整っている屋内トランクルームでも、動物が過ごしやすい環境とはいえません。実際に、一時的に動物をトランクルームに保管し、糞や尿による悪臭、鳴き声による近所迷惑でトラブルになった例もあるようです。
2 トランクルームに住んだり、泊まることってできる?
トランクルームに寄せられるよくある質問の一つに、「トランクルームに住む(宿泊)ことはできるか」というものがあります。答えはNGです。トランクルームには、一般的に寄託契約に基づく「荷物を預かるサービス」と賃貸借契約に基づく「収納スペースを貸すサービス」があります。どちらのサービスも人が住んだり泊まったりすることを目的に運営しておらず、住民登録を行うことももちろんできません。
そもそもトランクルームは人が住める環境ではなく、水道やトイレなどの設備が用意されていない場合が多いです。また、鍵も個室の外側からしかかけられません。居住や宿泊だけでなく、長時間の利用を禁止しているところも多く、常に監視カメラや警備員の巡回によって管理されている場合もあります。宿泊くらいならバレないだろうという安易な考えは禁物です。
トランクルーム運営会社のほとんどが居住や宿泊を禁止する文言を契約内容に記載しているので、もし違反した場合、契約違反として違約金の支払いを求められることもあるため注意しましょう。
3 トランクルーム利用時に気を付けたい注意点
トランクルームは、収納スペースとして運営会社から借りているものです。また他の利用者も使用するので、個室内の壁や床はできるだけ傷つけない、汚さないよう注意しましょう。退去時に傷や汚れが判明した場合、違約金が発生する場合もあります。
傷や破損の例として、壁に釘やボルトなどを打ち込んで穴をあけた、重たい荷物を引きずり床に傷をつけた、扉や鍵の破損、戸棚などを無断で取り付けたなどがあります。
また汚れの例として、オイルや石油は危険物なのでそもそも保管が禁止されていますがストーブからの石油漏れ、バイクのオイル垂れによるシミなどがあります。
要約
トランクルームは、家やオフィスに置けない物を収納できる便利なサービスですが、預けられないものや禁止事項もあるので事前に確認しておきましょう。
例えば、火薬やガスボンベなどの危険物は爆発や火災を引き起こす恐れがあり、灯油なども火災の原因となるため保管できません。また、貴重品(現金、宝石、貴金属など)は万が一被害にあってしまった場合、保険の適用外となっていることがほとんどなので、貴重品の保管に特化した施設に保管しましょう。食品や生花などの腐敗するものは悪臭が発生し、トラブルの原因となるため保管できません。また、生き物もトランクルームでは保管できません。
トランクルームに住むことや泊まることは禁止されています。トランクルームは荷物を預ける場所のため、居住や長時間の利用はできません。契約内容にも居住や宿泊を禁じる記載があり、違反すると違約金が発生する可能性があります。
トランクルームを利用する際は、壁や床を傷つけないように注意しましょう。トランクルームは収納スペースとして運営会社から借りているものあり、他の利用者もいます。退去時に傷や汚れが判明した場合、違約金が発生する場合もあります。
編集後記
今回の記事では、トランクルームに預けられないものと利用時の注意事項について解説しました。トランクルームは大変便利な収納スペースですが、利用する上でのルールや注意点を事前に確認しておかないとトラブルや事故の原因となります。
危険物や腐敗、悪臭のするものはなんとなく預けてはいけないイメージがあるかと思いますが、貴重品は意外に感じるかもしれません。万が一盗難などの被害にあった場合、先述の通り誰も責任はとってくれません。せっかく保管するのであれば、貴重品の保管に特化した施設に預けるのが安全ですね。
また、トランクルームを利用するにあたって出てくる疑問として、トランクルームに居住や宿泊しても良いのか?と思ったことがあるかもしれません。先述の通り答えはNGですが、私自身、過去に「トランクルームって、もし泊まったとしもバレないよね?」と思ったことがありました。しかしトランクルーム運営会社のほとんどが居住や宿泊を禁止する文言を契約内容に記載しており、トランクルーム内も人が長時間過ごせる環境ではありません。また、監視カメラやスタッフによる定期的な巡回がされている場合もありますので、バレないだろうという安易な考えは禁物ですね。
この記事が、読者の皆様にとってトランクルームというサービスを正しく理解し、安全に利用するための参考になれば幸いです。
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更新日:2025/01/31
2019年 06月23日