収納量を決める
住まいはいつもすっきり片付いた状態にしておきたいものですが、ついつい物が増えがちです。なかなか思い切れないなど、「捨てる」事が難しいと感じる人は多いと思います。それならば物を「増やさない」習慣をつけてみては?
まずは、収納量や、物の「家にあっても良い数」を決めてしまうことをおすすめします。「捨て時」の項目でもお伝えしましたが、例えばクローゼットの容量を「8割」と決めたり、家にあっても良い雑誌は5冊まで、と決めてしまうのです。それを超えそうになったら買わない、もしくは同じ数だけ捨てる、というルールにすれば、物が溢れてしまうのを避けることができます。
「新しい物を買ったら同じ数だけ捨てる」は、「1つ買ったら2つ捨てる」としてみても良いかもしれません。すると、思い切って捨てる機会を設けなくても不要なものを自然に減らすことができ、気づけば身の回りをお気に入りの物ばかりにすることができます。
「使うかもしれない」無料の物はもらわない
買い物をした時にもらえるノベルティや化粧品等の試供品。コンビニでもらえる箸やスプーン。これらは無料なので、その時特に必要としていなくても「いつか使うかもしれない」と思ってもらってしまいます。しかし、結局使わず、戸棚の中で溢れてしまっている…ということはありませんか?「使うかもしれない」物は、「使わない可能性が高い」もの。思い切って、「もらわない」ことにしましょう。
とはいえ、箸やスプーンはお弁当を持って出かける時に使えますし、シャンプーなどの試供品は旅行の時に重宝したりと確かに便利な面もあります。そういう時のために取っておきたい場合は、「保存して良い数」を決めて、それを超えたらもらわない(または捨てる)というルールにしましょう。
買う時は、とことん吟味して
物を増やさない究極の方法は、「買わない」事かもしれません。しかし、欲しい物を我慢してばかりでは生活が楽しくありません。新しい物を買う時はとことん吟味する習慣をつけましょう。
気に入ったものがあったらその場ですぐ買うのではなく、2日後にまだ欲しかったら買うとか、「本当にそれが欲しいか、必要か」を考える冷却期間を設けるのです。また、「他の物で代用できないか?」というのを考えるのも良いでしょう。ポイントは、「買わない」ようにするのではなく、「本当に欲しいか」を一旦冷静に考える時間を持つということです。
2019年 06月23日