屋内型・屋外型をどう選ぶ?

トランクルームには屋根があるため、屋外型でも荷物が雨に濡れる心配はありません。しかし主に搬入・搬出時に大きな違いが出ます。
屋外のトランクルームでは、荒天での荷物の出し入れは大切な荷物を汚してしまう可能性があります。絵画や資料など、水濡れに弱いものを扱う際は注意が必要です。
しかし一方で、屋外のトランクルームであれば車を横付けにできることが多いので、大きな荷物の出し入れはスムーズに行えます。アウトドアに使うコンロやテントなどを預ける場合には最適でしょう。
どんな荷物を預けるのか、出し入れする頻度も踏まえて屋内型か屋外型かよく検討しましょう。
屋内型トランクルームは屋外型に比べると、劣化が気になる品物を預けるのに適しています。屋内は外気の影響を受けにくいため、高温多湿によるカビや、乾燥によるひび割れも屋外よりは安心して預けられます。洋服や書籍、あるいは家具などは、屋内型に預けることをおすすめします。
また、料金にも違いがあります。屋外型は空調などの設備が無い分、屋内型より利用料が安く設定されています。一方、セキュリティや設備が充実した屋内型は安心感が高い分、利用料も高めです。こうした点を総合して、荷物の内容や予算に合ったトランクルームを検討しましょう。

空調設備について

屋内型は外気の影響を受けにくいとはいえ、夏は湿気ますし、冬は乾燥します。品質を保つには空調完備のトランクルームを選びましょう。その際に注意したいのは、以下の3点。
・24時間稼働しているか
・設定温度
・換気は十分か
室温は適切に保たれていても、換気が十分でなければ、カビやダニが発生します。また、夜間は空調を切ってしまう事業者もありますので、24時間稼働かどうか確認するのがベター。趣味のコレクションなど大切な荷物は、空調のしっかりしたトランクルームに預けましょう。

梱包について

トランクルームに預けている間、荷物の品質を守るためにも梱包する必要があります。

1.家電

購入時に入っていたダンボール箱に入れるのがベストですが、なければ大き目のダンボール箱に入れ、新聞紙や古布などをクッションにします。冷蔵庫等は内側の汚れや水分を拭き取っておきましょう。

2.家具

タンスや棚は、引き出しの中身を空にします。組立て式の家具は分解しておくと省スペースになります。

3.衣類

シワと紫外線は大敵。紫外線カットのハンガーで吊り下げるタイプの衣類用収納箱を使うのが一番ですが、量が多い場合は、衣替えに使う衣装ケースに、シワにならないよう収納するのが良いでしょう。

事業者が荷物の保管責任を負う契約でない場合は、利用者が自分で荷物の品質も管理する意識が必要です。

2019年 06月23日