目次
1 トランクルームに収納できない物
2 アイテム別|トランクルーム収納時のポイント
要約
編集後記
1 トランクルームに収納できない物
自宅やオフィスの収納スペースが足りない時や、一時的に荷物を預けたい時などにとても便利なトランクルームですが、なんでも収納できるわけではなく、禁止されているものがあります。

■動物や植物などの生物
ペットなどの動物、植物をトランクルームに保管することはできません。糞や尿の影響で、臭いが発生するだけでなくトランクルーム自体を傷めてしまう原因にもなります。
また、植物も生物扱いとなり、葉が腐って虫が湧いてしまったり、土についてきた虫などで他の利用者の荷物にまで被害を及ぼす危険があります。
■危険物
可燃性のガス、薬品、火薬、灯油、ガソリンなどの発火性、有毒性のあるものはトランクルームに保管できません。臭いはもちろん、引火すると火事の原因になります。
■産業廃棄物
産業廃棄物を保管し、そのまま放置されるケースがあるようです。法人契約の場合は特に注意しましょう。臭いが発生したりトランクルームを傷めてしまう原因にもなります。
■現金や貴金属、貴重品
セキュリティ対策がしっかりとされたトランクルームは多いですが、万が一盗難や事故が発生した場合に大きな損害となるような物は保管できません。具体的な物として、現金、有価証券、通帳、印章、宝石、貴金属などが挙げられます。貴重品や高価な物はトランクルームではなく、銀行の貸金庫や貴重品の保管に特化した施設に預けるようにしましょう。

■腐敗するものや悪臭が強いもの
食べ物や生もの、生花など腐敗するものは悪臭の原因となります。臭いが残ってしまい他の利用者に迷惑がかかるだけでなく、トランクルームを傷めることにもなりますので保管できません。
■法律により所持が禁止されているもの
法律により禁止されているもの、法律に違反するものは収納できません。銃刀法に違反する物、薬物法に違反する薬物などが挙げられます。
※特にトランクルームそのものや他の利用者の荷物に損害を与える可能性があるものは要注意です。場合によっては、損害賠償を請求されてしまう可能性もありますので注意しましょう。
2 アイテム別|トランクルーム収納時のポイント
トランクルームを借りて収納をしていたものの、いざ荷物を取り出して使おうとしたところ、荷物が破損または汚損していることがあるかもしれません。そうならないために保管時の注意点をご紹介します。荷物を綺麗な状態で保つために、ぜひ参考にしてみてください。
■衣類、布団
衣類や布団を預ける場合は事前に洗濯をし、水分をしっかり取ってからケースに収めましょう。洗濯や乾燥が出来ていないと、保管中にカビてしまう原因となります。また、乾燥剤や防虫剤を添えることも重要です。
トランクルームには屋内型と屋外型のものがありますが、屋外型のコンテナを利用する場合、時期によってはコンテナ内が高温になってしまう可能性があります。高温で乾燥剤や防虫剤が化学反応を起こし、衣類や布団を汚してしまう危険がありますので、収納ケースの蓋に張り付けるなど直接触れないよう工夫をしましょう。

■石油ストーブ、石油ファンヒーター
先述で灯油などの危険物はトランクルームに保管できないとご紹介しましたが、石油ストーブや石油ファンヒーター自体の保管は可能です。ただし、必ず灯油を抜いて空にしてから保管をしましょう。
また、購入した時の箱が残っていればそこに入れて保管しましょう。なければサイズの合った空き箱でOKです。ホコリ対策としてオススメです。
■節句人形
雛人形や五月人形、日本人形などは1年のうち決まった期間しか使わず、取り扱いも繊細です。人形についたホコリを羽ばたきで優しくはらい、顔についたホコリは綿棒などで優しく取り除きます。顔と胴体を柔らかい布で包み、箱に収納します。箱の中で人形が動いてしまうのを避けるため、隙間に紙を丸めて入れておきましょう。防虫剤は人形の上ではなく、箱の隅の方に置きます。最近では人形専用の防虫剤もありますので、ぜひ色々探してみてください。
トランクルームに保管する際は、天気の良い日を選ぶこともポイントです。湿気の多い日に収納すると、一緒に湿った空気も入り込んでしまいます。カビやシミの原因にもなりますので、よく晴れた日に収納しましょう。

要約
自宅やオフィスの収納スペースが足りない時や引っ越し時の一時保管場所として非常に便利なトランクルームですが、預けられない物もあるので注意しましょう。
動物や植物などの生物や、火薬、薬品などの危険物、貴金属、腐敗や悪臭が強いもの、法律で禁止されているものなどが挙げられます。臭い移りや虫の発生で他の利用者に迷惑がかかるほか、トランクルーム自体を傷めてしまう可能性もあるので絶対に預けないようにしましょう。場合によっては、損害賠償を請求される可能性もあるので注意が必要です。
使用頻度が低い物を保管するのに便利なトランクルームですが、保管した後、いざ使いたい時に破損または汚損しているかもしれません。それらを防ぐために、収納時にいくつかのポイントを意識しましょう。
衣類、布団は湿気が天敵です。預ける際は事前に洗濯し、水分をしっかり取ってからケースに収めましょう。乾燥剤や防虫剤を添えることも重要です。屋外型のトランクルームでは、室内が高温になるため、乾燥剤や防虫剤の化学反応で衣類や布団が汚れないよう注意しましょう。
石油ストーブを預ける際は必ず灯油を抜き、空にしてから保管しましょう。節句人形はとても繊細ですので、ホコリを取る際は優しくふき取ります。収納する箱の中には防虫剤を入れますが、人形の上ではなく箱の隅に入れます。最近では、人形用の防虫剤もありますので、ぜひ探してみてください。
編集後記
今回は、トランクルームに預けられない物と、いざトランクルームに荷物を預ける際に荷物を良い状態で保つためのポイントをご紹介しました。
預けられない物は「常識で考えてダメだろう…」と思う物もあれば、貴金属や貴重品については個人的には意外だと感じました。屋内型のトランクルームはセキュリティ対策が万全なイメージですが、トランクルーム自体無人のところが多いため、盗難や事故のリスクを考えると高価な物は預けない方が良いかもしれませんね。
鳴き声のしない動物や産業廃棄物など、誰も見ないしバレないだろうという考えは禁物です。もし見つかってしまった場合、トランクルームの利用を継続利用ができなくなったり、損害賠償を請求されるリスクもありますので、必ず利用規約などを確認の上、適切なものだけを保管するようにしましょう。
またトランクルームのアイテム別として今回は衣類や布団、季節物のストーブ、ファンヒーター、雛人形や五月人形などの収納時のポイントをご紹介しました。少しの意識で荷物の保管状態が変わり、綺麗な状態を保つことができますね。
皆さまのトランクルームを利用した生活が、より快適で充実することを願っています。

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更新日:2025/02/27
2019年 06月23日