1ヶ月の利用料と初期費用

トランクルームの1ヶ月の利用料の内訳をみると、いくつかの項目があります。それぞれについて見ていきましょう。
まずは月額利用料。これは広さや場所、設備によって変わり、安いものでは数千円のものもありますが、高いものになると10万円以上となる場合もあります。預けたい荷物の性質を考え、最適なものを選びましょう。
管理費は荷物を管理する費用のことで、1,000円程度の金額から設定されていますが、月額利用料に含む会社も増えているようです。
また、契約時には初期費用の入金を求められることが多くあります。初期費用とされるのは、当月分の利用料、数か月分の管理費の先払いや、契約にかかる事務手数料など。鍵代が含まれることもあります。
また、契約内容やトランクルームの形態によっては、搬入・搬出の度に倉庫の開け閉めや運搬手数料がかかる場合もありますので、確認しておきましょう。

更新料

契約期間が過ぎても、利用者が解約の意思を表明しない場合は自動更新となることが多いです。この場合は次の月からも、これまでと同じ月額利用料と管理費がかかるのみで、更新料は請求されないことがほとんど。
しかし、契約の内容や会社によっては、更新料が別途かかる場合もありますので注意が必要です。

解約料・遅延金

長期間の契約を結び、それによる割引があった場合は、契約期間内の解約により違約金が発生する可能性もありますが、そういった特殊な場合を除き、トランクルームの賃貸契約で、解約料が発生するケースはあまりありません。ただし、明け渡しの際に、運営会社によるトランクルームのチェックが行われます。汚れや傷み、破損、汚損があった場合は原状回復費用を請求されますので、画鋲や釘を打ったり、壁を汚したりしないよう、きれいに使用するよう心がけるべきでしょう。
注意しておきたいのは、利用料が月単位で計算される契約では、月半ばで解約手続きが完了しても、残りの日数分は返却されない場合が多いことです。ですから、解約をする予定があるなら、なるべく早く意思表示をするように気を付けましょう。またもし解約月の末日までに荷物を搬出できなかった場合は、契約が更新され、遅延金(利用料1ヶ月分程度)が新たに発生する場合がほとんどですので、悪天候などで搬出できない可能性を考えて、早めに撤去することをおすすめします。

2019年 06月23日